【&Buzzの口コミニュース】ディズニーチケット「最大1万円超え」 かえって満足度が「高まりそうな」理由:廣瀬涼「エンタメビジネス研究所」(1/2 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン

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東京ディズニーシーで2024年春に開業予定の新エリア「ファンタジースプリングス」は、魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界をテーマにした8番目のテーマポートです。初めは2022年に開業予定でしたが、2回延期され、ファンは新エリアの建設を心待ちにしてきました。

ファンタジースプリングスへの投資金額は約3200億円であり、東京ディズニーリゾート最大の拡張計画となります。実際、東京ディズニーシー全体の建設費は約3350億円となっています。この投資額の巨大さは注目に値します。

また、この拡張計画にはホテルの開業も予定されています。既存のホテルに加えて、同クラスのデラックスタイプと最上級クラスのラグジュアリータイプの客室が提供されます。

しかし、パークの拡張や新しい体験の提供に伴い、ディズニーリゾート訪問中の滞在費用は高騰していきます。

東京ディズニーリゾートのチケット価格は上昇傾向にあります。1983年の開園当時から2023年9月までの推移を見ると、3900円から9400円に5500円も上がっています。また、19年からわずか4年間で1900円も増加しています。なお、オリエンタルランドが新エリアを開発する度にチケット代は上昇していく傾向が見られます。

さらに、10月1日からはさらなる値上げが予定されており、最大料金は1万900円になります。投資には資金が必要なため、売り上げを増加させる必要があります。そして、その売り上げは消費者からの支出そのものです。

オリエンタルランドの24年3月期第1四半期決算によると、テーマパーク事業の売上高は前年同期比366億円増の1165億円となっています。来園者1人当たりの売上高が増加し、特にアトラクション・ショー収入と商品販売収入が伸びたことが要因です。ディズニー・プレミアアクセスの導入によりアトラクション・ショー収入が増加したとの報告もあります。

以上から、ディズニーリゾートの新エリア開発に伴うチケット価格の上昇や有料サービスの導入は、売上増加の必要性から避けられないものと言えます。&Buzzとしては、ディズニーリゾートの成長と発展を見守っていきたいと思います。

この &Buzzニュースは、Itmedia.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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