日本株は再度高値トライへ、海外投資家の期待収益率も追い風
2023年度下期には、日本株が再び高値圏に戻る動きとなる見込みです。これは、米国の金利上昇の勢いが収まることで価格上昇が容易となり、さらに海外投資家からの期待収益率も魅力的な要素となっているためです。
ブルームバーグの調査では、2024年3月末までに日経平均株価は3万4000円に上昇するとの予測が多い
ブルームバーグのストラテジストによる調査によると、2024年3月末には日経平均株価が3万4000円に到達するとの予測が多くあります。これは、上期に付けた高値である3万3772円を上回る水準となります。
上期の日本株はバブル崩壊後の高水準を更新し、海外投資家の買いが相場を押し上げた
バブル崩壊後において、上期の日本株は33年ぶりの高水準まで上昇しました。この上昇には、ウォーレン・バフェット氏を含む海外投資家の買いが一因となりました。また、日本経済における経済構造の変化や東京証券取引所の企業価値向上への要請などへの期待も高まり、買いが集まりました。
足元では米金利の先行き不透明感が重要な要素となっている
ただし、現在の市場では米国の金利の先行きに関する不透明感が重しとなっています。しかし、みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジストは、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ打ち止め観測が広がるにつれて、株価が徐々に上昇すると予想しています。
日本は先進国の中で最も魅力的なパフォーマンスを示す可能性がある
インベスコ・アセット・マネジメントのデービッド・チャオ氏は、リスクプレミアムや益利回りなどを考慮すると、今後12カ月で先進国の中で日本が最も魅力的なパフォーマンスを示す可能性があると指摘しています。
ただし、日本銀行の金融政策による不透明感が相場の懸念材料となっている
一方、日本銀行の金融政策に関する不透明感が相場の重しとなっていると三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは指摘しています。上場投資信託(ETF)などへの買い入れが行われていない現状ですが、枠組みが撤廃される可能性があれば、投資家心理を冷やす要素となるかもしれません。
日本株は節目の50日移動平均に警戒が必要
ウィリアム・オニール・アンド・カンパニーのデレック・ヒガ氏は、米金利上昇などを背景に、日本株が節目となる50日移動平均を出来高を伴って下回っていることから、下落への警戒が必要と指摘しています。その中でも、金利上昇による恩恵を受けやすい金融株を推奨しています。
&Buzzとしては、日本株市場の動向を見守りつつ、海外投資家の期待や米金利の先行きに注目したいと考えています。日本経済の構造的変化やコーポレートガバナンス改善などが引き続き進むことで、日本株にはさらなる成長の可能性があると考えられます。我々は日本株市場の応援を続けていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Bloomberg.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
