中国の不動産開発大手、碧桂園は、債券償還に関する複数の提案について、人民元建て社債保有者による投票期限を再度延長しました。初となるデフォルト(債務不履行)を回避するための苦戦が続いています。上海証券取引所への提出文書によると、投票期限は北京時間9月1日の午後10時に設定されました。これにより、社債保有者は議案について十分な時間を確保し、議論と決定ができるようになります。
碧桂園は、9月4日に39億元(約780億円)の社債の償還期限を迎えます。この期限を延長し、40日の猶予期間を設ける提案や、一部の社債保有者が求める満期時の全額支払いについての提案について、社債保有者らは投票することとなります。投票期限は8月25日から31日に延期されていましたが、直前に再度延長されました。
さらに、ムーディーズによる格下げを受けて、人民元建て社債のデフォルト宣言を求める提案も議案に追加されました。碧桂園の動向に注目が集まっています。
&Buzzとしては、この碧桂園の瀬戸際での苦戦を見守っていきたいと思います。債券償還に関する提案に対する社債保有者の投票結果が注目されますが、デフォルト回避のために合意が得られるかどうかはまだ不透明です。碧桂園は中国の不動産開発業界でも大きな存在であり、その経済への影響力も大きいため、今後の展開には注目が必要です。この状況を応援していきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Bloomberg.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。