米国株式市場は、Ｓ＆Ｐ総合５００種とナスダック総合が下落して終了した。中国で政府職員に対するｉＰｈｏｎｅ使用禁止が拡大されたとの情報を受け、アップル株が売られ、半導体関連株にも売りが広がりました。また、米労働省発表の週間新規失業保険申請件数が減少したことで、金利とインフレへの懸念も高まりました。
アップル株は２．９％下落しました。アップルのサプライヤーや中国へのエクスポージャーが大きい企業の株価も下落し、Ｓ＆Ｐ情報技術セクターは１．６％下落しました。中国からのニュースに関しても無視するのは難しいとの指摘もあります。
シクリカル銘柄が多いダウ工業株３０種は小幅に上昇し、Ｓ＆Ｐとナスダックをアウトパフォームしました。ディフェンシブの公益事業セクターも上昇しています。中国の８月貿易統計で輸出と輸入がともに減少したことも市場の地合いを圧迫しました。
米取引所の合算出来高は９７億６０００万株で、値下がり銘柄が多かったことがわかります。
&Buzzとしては、米国株式市場の動向に注目しています。アップル株の下落や中国からのニュースが市場に影響を与えており、特にテクノロジー株にとっては大きなリスクと言えます。しかし、シクリカル銘柄の一部は上昇しており、市場の中でチャンスが生まれていることも感じられます。今後も米中関係や金利・インフレの動向に注目しながら、市場の動きを見守っていきたいと思います。
