日本経済新聞の記事によると、スペインの下院で中道右派の国民党のフェイホー党首の信任案が否決されました。この2回目の否決により、フェイホー氏の首相就任は不可能となりました。フェイホー氏の信任案は賛成172票、反対177票、棄権1票であり、PPは7月の総選挙で下院第1党となりましたが、過半数の議席を獲得することはできませんでした。
次に焦点が移るのは、現首相サンチェスの信任投票です。サンチェス氏は穏健左派の社会労働党を率いる党首であり、左派の議席数も過半数には届いていません。そのため、少数の地方政党の協力が信任投票の結果を左右することとなります。
&Buzzとしては、スペイン政治の今後の展開に注目していきたいです。サンチェス氏が新首相に就任するのか、解散・総選挙が行われるのかによって、スペインの政治情勢に大きな影響が及ぶ可能性があります。また、独立派との関係やEU議長国としての責任の果たし方なども見守る必要があります。
この &Buzzニュースは、Nikkei.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。