2020年からの新型コロナの影響により、サーマルカメラの需要が急増しました。しかし、一部の中古のサーマルカメラには顔画像が保存された状態で転売されており、個人情報の漏洩リスクが浮上しています。これまでに複数の購入者が同様の状況に遭遇しており、保存された顔画像は個人を特定することができるほど高解像度で、被害の可能性が懸念されています。
&Buzzとしては、個人情報保護の重要性を再認識し、設置者とメーカー双方に対して対策を講じることを呼びかけたいと考えています。設置者はサーマルカメラを処分する際にデータを確実に消去したり、物理的に破壊したりするなど適切な処理を行うべきです。また、メーカーは説明書に保存や消去に関する情報を記載することで、顧客に対して適切な管理方法を提供する必要があります。
今回の報道を受けて、「日本万引防止システム協会」が設置者に周知を行いましたが、このような流出事例が影響を及ぼす前に、業界全体で関連する問題に取り組む必要があります。&Buzzとしては、サーマルカメラの利用が続く中で、個人情報の保護と利用の適切な管理に対して、厳重な監視を行っていくことを見守っていきます。