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この日のニューヨーク外国為替市場で、円相場は反発し、前日比65銭円高・ドル安の1ドル=145円50~60銭で取引を終えました。月末要因の円買いやドル売りに加え、9月1日の米雇用統計発表を控えた持ち高調整の円買いもありました。また、米長期金利の先高観が薄れる傾向にあることも円相場の支えとなりました。
市場では、月末要因の円買いが優勢であり、8月は主要通貨での円売りが加速し、29日には対ドルで147円台と昨年11月上旬以来の安値を記録しました。さらに、雇用統計発表や4日のレーバーデーの祝日を含む3連休が控えており、積み上がった円の売り持ちを整理する動きも見られました。
米債券市場では、10年債利回りが低下し、日米金利差が縮小するなか、円買いが誘われました。米国では、経済指標がポジティブな結果を示すことが相次ぎ、1日の雇用統計でも非農業部門の雇用者数の伸びが鈍化すると予想されています。雇用統計次第で米長期金利がさらに低下する可能性もあるとの見方もあります。
ユーロに関しては、対ドルでのユーロ安・ドル高の動きが続き、31日のユーロ圏消費者物価指数の結果も鈍化し、インフレ懸念が和らいでいます。
&Buzzとしては、この円相場の動きを見守っていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Nikkei.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
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