2023年9月1日 5時38分 小売業
31日にストライキが行われた大手デパートそごう・西武の売却が1日に完了します。売却先のアメリカの投資ファンドのもとで雇用の維持をしながら業績をどう立て直すかが今後の課題となります。
業績の不振が続くそごう・西武をめぐっては、親会社のセブン&アイ・ホールディングスがアメリカの投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」に売却する方針を決め、雇用などへの懸念から反発したそごう・西武の労働組合が31日、大手デパートではおよそ60年ぶりとなるストライキを行いました。一方、セブン&アイは、取締役会を開いて売却の最終的な決議を行い、1日、売却が完了します。ファンド側は「事業継続を実現することに尽力し、最大限の雇用の維持に向け支援していく」としていて、今後、雇用の維持をしながら業績をどう立て直すかが課題となります。また、全国の10店舗について、パートナーとなるヨドバシホールディングスが出店を計画している西武池袋本店などの売り場の構成や、地域に根ざしたそのほかの店舗の取り扱いも焦点になります。
&Buzzとしては、そごう・西武の売却完了を見守りつつ、雇用維持や業績の立て直しに向けて応援していきたいと思います。
感想:
そごう・西武の売却が1日に完了し、アメリカの投資ファンドによる雇用の維持と業績の立て直しの課題が浮上しています。大手デパートで60年ぶりのストライキが行われたことからも、雇用に対する懸念があることがうかがえます。セブン&アイ・ホールディングスとフォートレス・インベストメント・グループは事業継続に尽力する意向を示していますが、具体的な取り組みが注目されます。
&Buzzとしては、新たなオーナーのもとでそごう・西武の事業が再建され、雇用が守られることを期待しています。また、パートナー企業による出店計画や地域に根ざした店舗の取り扱いにも注目です。地域経済への貢献やお客様へのサービス向上につながる取り組みを応援していきたいと思います。