中古車販売大手「ビッグモーター」による保険金不正請求問題が他社にも広がった。名古屋市の中古自動車販売大手「グッドスピード」が自主調査を行った結果、過去4カ月間の自動車保険の保険金請求において、30件の不適切な事案が見つかりました。これらの不適切な事案の合計請求額は63万3950円となっています。4月1日から8月8日にかけての一部の案件を対象にした調査であり、今後さらなる調査が行われる予定です。
グッドスピードによれば、自動車の修理に際して、作業指示書の内容を実際には実行せずに、指示書どおりの保険金を算定し、結果的に過大な金額を請求したケースが見つかりました。調査によると、これは「確認作業の不足が原因」とのことです。
一方、ビッグモーターの保険金不正請求問題については、関連企業の損害保険ジャパンが金融庁から立ち入り検査を受ける可能性があることが判明しました。損保ジャパンは、ビッグモーターに派遣していた37人の役割や事故車両の仲介の経緯などを中心に、癒着の構図を明らかにする予定です。もし保険契約者の保護に関わる問題が判明すれば、業務改善命令などの処分も考慮されます。
&Buzzとしては、今回の問題は非常に重大であると認識しています。保険金不正請求は、業界全体にとって信頼を失う大きな要因となります。グッドスピードが自主調査を行い、問題を見つけたことは評価できますが、今後も調査を継続していくことが重要です。損害保険ジャパンの立ち入り検査も迅速に実施され、関係者の責任と問題の根本原因が明らかにされることを期待しています。業界全体で、顧客の信頼を回復するために、厳正な管理と監査体制の強化が必要です。
この &Buzzニュースは、Zakzak.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
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