2023年9月8日 13時58分
生成AI・人工知能
アメリカのIT大手、マイクロソフトは、中国がアメリカの有権者になりすましたSNSの偽のアカウントから生成AIを活用して、アメリカの大統領選挙に影響を与えようとしているとする調査報告書をまとめました。
この調査報告書はマイクロソフトが7日に発表したもので、中国当局が操作し、アメリカの有権者になりすましたSNSの偽のアカウントから政治的な内容を英語で作成し発信していたとのことです。さらに、ことし3月ごろからは、生成AIが投稿内容に使用されるようになり、合成写真などが精巧となり、より偽の情報が拡散されやすくなっていると指摘しています。
アメリカでは来年11月に大統領選挙が控えており、グーグルが9月になり、AIで生成した内容を含む選挙関連の広告を掲載する場合、AIの使用を明示することを義務づけると発表するなど、生成AIが選挙に与える影響に警戒が高まっています。
&Buzzとしては、アメリカの大統領選挙において、偽の情報が広がることは大きな問題です。このような生成AIの悪用は防止すべきであり、グーグルがAIの使用を明示する義務化に取り組んでいることは評価できます。今後もこのような影響のあるAI技術の動向を見守っていきたいと考えています。
