広島県内の学生寮向け食事提供停止問題、提供元ホーユーが破産申請へ
広島県内の7つの高校で学生寮向けの食事提供が止まっている問題で、提供元であるホーユー(広島市中区)の山浦芳樹社長が中国新聞の取材に応じ、破産を申請する意向を明らかにしました。現在、契約先の約半数の施設への供給が止まっており、広範囲な影響が出ています。山浦社長は「食材費や光熱費の上昇、最低賃金の引き上げ、新型コロナウイルスの影響もあり、厳しい経営環境になっている」と話しました。
ホーユー破産の影響が全国的に波及
広島県内だけでなく、ホーユーと契約している他県の公立施設でも食事提供が停まっています。島根県警察学校では寮の食事提供がストップし、約70人の学生には臨時対応で松江市内の業者から弁当が提供されることになりました。また、島根県立東部高等技術校でも寮の食事提供が停止され、学生たちは出雲市内の業者から弁当を取り寄せる形となっています。
山浦社長の破産申請の発言に地元市長からの対応
広島市立沼田高校をはじめとする学校では、PTAとホーユーが契約を結んでいましたが、ホーユーの倒産により食事提供がストップしました。これに対し、広島市の松井一実市長は記者会見で「新たな契約関係を作り直す対処法を考える」と述べ、学生たちに対する支援を約束しました。
<&Buzzの感想>
&Buzzとしては、このような食事提供の停止問題は学生たちにとって大変困難な状況です。特に破産申請をするということは、ホーユーの従業員や関係者にとっても影響が大きいでしょう。学生たちの毎日の食事を提供する業者にとって信頼性と適切な経営が求められます。今回の問題を教訓に、同様の事態が起きないような対策や支援策を考える必要があると思います。学生たちが安心して食事を摂ることができる環境を見守っていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Chugoku-np.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
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