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【&Buzzの口コミニュース】産総研:廃水処理に利用される活性汚泥プロセスに共通する微生物群を特定

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産総研の研究者が活性汚泥プロセスに共通する微生物群を特定

国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の研究者たちは、廃水処理に利用される活性汚泥プロセスで共通して存在する微生物群を特定しました。これにより、微生物同士の捕食や寄生が廃水処理の安定化に寄与していることが明らかになりました。

産業廃水や都市下水処理に活性汚泥プロセスが広く利用されています

産業廃水や都市下水を処理する際に、活性汚泥プロセスが広く利用されています。しかし、それぞれの微生物が担う役割や微生物同士の関係性についてはまだ十分に理解されていませんでした。

共通微生物群の特定とその役割の解明

この研究では、7つの活性汚泥プロセスで繰り返し採取した600個の複合微生物試料を解析し、全プロセスに共通して存在する微生物群を特定しました。また、これらの微生物のゲノム情報から、捕食や寄生の作用を有する微生物群が多数含まれることが分かりました。

活性汚泥プロセスの高度化を目指して

今後は、この研究を基に廃水処理の高度化を目指し、微生物叢の制御技術の確立や環境調和型プロセスの創出に取り組む予定です。産業廃水処理の効果的な処理や余剰菌体の低減に向けた技術開発に貢献していくため、これらの共通微生物群に注目していく必要があります。

&Buzzとしては、産総研の研究成果により、廃水処理技術の向上が期待できることを見守っていきたいと思います。

この &Buzzニュースは、Aist.go.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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