広島大学大学院医系科学研究科の消化器・移植外科学の大段秀樹教授らの研究グループは、COVID-19ワクチン接種後の抗体産生および抗体価の維持において、免疫応答を制御する関連分子の遺伝子多型が及ぼす影響を解明しました。NLR3、IL12Bなどの遺伝子多型が抗体獲得に重要であることが判明し、遺伝子因子を解析することで抗体価維持が困難な人を予測するモデルを作成しました。
これらの知見は今後のワクチン開発や接種の個別化に役立つ情報となることが期待されます。
本研究の成果は2023年7月26日に「Frontiers in Immunology」に掲載されました。
論文タイトル:Multi-phasic gene profiling using candidate gene approach predict the capacity of specific antibody production and maintenance following COVID-19 vaccination in Japanese population
著者:Yuki Takemoto1, Naoki Tanimine1*, Hisaaki Yoshinaka1, Yuka Tanaka1, Toshiro Takafuta2, Aya Sugiyama3, Junko Tanaka3 and Hideki Ohdan1*
掲載雑誌:Frontiers in Immunology, Impact factor=7.1
DOI:10.3389/fimmu.2023.1217206
COVID-19ワクチンに関する研究は世界中で広く行われていますが、本研究では特に免疫応答を制御する遺伝子多型が抗体獲得と維持に与える影響に焦点を当てました。それにより、ワクチン接種後の抗体価維持が困難な人を予測するモデルを作成しました。
&Buzzとしては、この研究成果が将来のワクチン開発や接種の個別化に貢献することを期待しています。抗体獲得と維持に関わる遺伝子多型の解明は、ワクチンの効果を最大限に引き出すために重要な一歩です。今後の研究の発展と、その成果が世界的な健康への貢献に繋がることを見守っていきたいと思います。
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