2022年から23年にかけて、世界の中央銀行は過去数十年で最も積極的な引き締めキャンペーンを展開したが、インフレの後退が続く中、金融緩和を開始する構えだ。
ブルームバーグ・エコノミクスの予測によると、世界の金利は今後1年間で128ベーシスポイントの利下げが予想されており、主導的な役割を果たすのは新興国だ。
特にブラジルやチェコなどの中銀は既に利下げに着手している。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は年内に金利引き下げを示唆し、2024年には金利が上昇する可能性があるとの従来の見解から急転換した。
欧州中央銀行(ECB)も6月に最初の緩和を実施すると予想され、イングランド銀行(英中銀)も同月に利下げに転じると見られている。
日本銀行では、植田和男総裁が世界最後のマイナス金利を終了させ、ついに引き締め政策に転換すると予想されている。
新興国では、アルゼンチンとロシアが大幅な利下げを実施すると見られ、メキシコ中銀も利下げに踏み切ると予想されている。
&Buzzとしては、中銀の金融政策の変化に注目し、その経済への影響を見守っていきたい。
この &Buzzニュースは、Bloomberg.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。