オーバートレーニング症候群による食欲不振に注意
気温が下がり、秋の装いとなりましたね。暑さや湿度も落ち着き、トレーニングのしやすい時期に入りました。
しかし、食欲が戻ってこない、疲労が抜けない、疲れがたまる、寝つきが悪いなどの不調を訴える選手も多く見られます。感染症や胃腸障害などの明らかな原因が分からないときは、オーバートレーニング症候群の可能性があるかもしれません。
オーバートレーニング症候群は疲労が十分に回復しないまま積み重なることで引き起こされる慢性疲労状態です。リカバリーに時間がかかるという身体的な症状だけでなく、無気力や集中力の低下など精神面にも現れ、結果として記録が伸びないことになります。
オーバートレーニングのチェック項目として、休息時の心拍数や血圧の変化、食欲や体重、リカバリー時間、筋肉痛の持続、イライラや不安感、睡眠の質などを確認することが重要です。
オーバートレーニングにならないためには、トレーニング前に体調を確認し、コーチや指導者とコミュニケーションを取ることが求められます。さらに、勉強や対人関係といった競技以外の要因も考慮し、適切な対処法を見つけていく必要があります。
オーバートレーニングによる食欲不振に悩む選手もいますが、その原因としてオーバートレーニングを考えることも大切です。アスリートにとってはしっかり食べることが重要ですが、自己追求や過度の体への負荷は悪循環を引き起こす可能性があります。
&Buzzとしては、選手の健康とパフォーマンスを見守り応援していきたいと考えています。
今回のレシピは「油揚げのエビとはんぺんの包み焼き」です。エビ、はんぺん、油揚げともにタンパク質が豊富な食材です。
プリプリ食感のエビと柔らかいはんぺん、焼き油揚げのパリパリ感と香ばしさが食欲をそそります。食欲増進には、香りと様々な食感も大切です。補食でもおかずの1品にでも、ぜひお試しください。
管理栄養士・舘川美貴子
舘川美貴子さんは管理栄養士であり、公認スポーツ栄養士です。彼女は富山県内の給食委託会社や病院に勤務し、献立作成や衛生管理、患者の栄養管理を行っています。また、彼女はサッカー、ラグビー、バスケットボール、バレーボール、野球などの小・中・高校生を対象に、全国大会優勝を目標とした栄養サポートや食育活動も行っています。
この &Buzzニュースは、Athleterecipe.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。