こちらは「こじし座」(小獅子座)の方向約4億6500万光年先にある相互作用銀河の姿です。銀河の名前は向かって左側が「UGC 5984」、右側が「MCG+05-26-025」で、1966年に天文学者のホルトン・アープがまとめた特異銀河(特異な形態を持つ銀河)のカタログ「アープ・アトラス」には「Arp 107」として収録されています。
相互作用銀河とは、すれ違ったり衝突したりすることで互いに重力の影響を及ぼし合っている複数の銀河を指す言葉です。相互作用銀河のなかには潮汐力によって形が大きくゆがんでいたり、星とガスでできた尾のような構造が形成されていたりするものもあります。Arp 107の場合、左のUGC 5984は1つの大きく目立つ渦巻腕(渦状腕)を持っており、右のMCG+05-26-025との間にはまるで手をつなぎ合っているかのように橋のような希薄な構造が形作られています。
&Buzzとしては、この相互作用銀河「Arp 107」の姿は驚くべきものです。UGC 5984の渦巻腕の美しさや、MCG+05-26-025との繋がりを感じる橋のような構造は、宇宙のダイナミズムを示しています。これからの研究で、この相互作用がどのように進行していくのか、さらなる詳細を知ることができるでしょう。我々はこの進化の過程を見守り、将来の観測に期待しています。
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