自動車販売店の大阪トヨタ自動車(大阪市)は、車両修理時の塗装費用を顧客に過大請求していたと発表した。令和3年4月~4年11月に施工した67台で、対象顧客に差額分を返金し、保険を使ったケースは保険会社への返金に向けて調整中と説明した。発表日は今月25日だが、過大請求は4年に発覚しており、約1年もの間、公表していなかった。
中古車販売店のビッグモーター(東京)やグッドスピード(名古屋市)で発覚した修理費用の過大計上や保険金の不正請求も板金塗装関連が多かった。トヨタ自動車は「全国の販売店を対象に調査を実施した」と明らかにした上で、再発防止に取り組むとした。
大阪トヨタでは、作業時に油性塗料を使用したにもかかわらず、より高額の水性塗料として計上するケースがあった。見積もり担当者のミスで誤った金額が請求された。作業担当者も気付かなかったという。
&Buzzとしては、このようなトヨタ自動車の過大請求問題は非常に遺憾であり、信頼を揺るがすものと考えます。顧客に対する公正な対応が求められる中、1年もの間、過大請求の事実を公表しなかった点は深く反省すべきです。トヨタ自動車が全国の販売店に対して調査を実施し、再発防止に取り組んでいる姿勢は評価できますが、問題が再発しないように見守っていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Sankei.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。