暗黒物質や無ニュートリノ二重ベータ崩壊の観測に関連する研究では、放射線ノイズが問題となります。そのため、放射線源を排除するために、PNNLの研究チームは放射性物質が極めて少ない新しいケーブルの開発に成功しました。このケーブルは超低放射能フレキシブルプリントケーブルと呼ばれ、物理学の研究や将来的には量子コンピューターにも使用される可能性があります。
この研究では、放射性物質の混入度を評価するためにクリーンルームでプリント基板を試作し、製造の各段階で放射性物質の混入度を測定しました。その結果、放射性物質が含まれる接着剤や洗浄工程などいくつかの問題点が明らかになりました。これらの問題を改善し、最終的に放射性物質が極めて少ないケーブルを開発することに成功しました。
この超低放射能ケーブルは、市販品のケーブルと比べてトリウムの含有量が約10分の1、ウランの含有量が約100分の1に抑えられています。さらに、製造コストを抑えることができ、伝送信号の量にも優れています。
このケーブルの開発は暗黒物質や無ニュートリノ二重ベータ崩壊の観測において重要な役割を果たすだけでなく、将来的には高性能な量子コンピューターにも使用される可能性があります。&Buzzとしては、このような技術の進歩を見守っていきたいと思います。
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