グローバルファンドが2023年版の成果報告書を発表しました。新型コロナウイルス感染症の影響で停滞していた三大感染症の治療や予防、検査のサービス提供が回復し、2022年は最も高い成果を達成しました。しかし、2030年のSDGs目標に向けた流行収束までにはまだ乖離があります。報告書によると、気候変動、紛争、経済の低迷と債務、人権侵害、国内および国家間で広がる不平等など、様々な危機が感染症対策を妨げています。報告書は、不平等を解消し、技術革新による新たな医療製品を用いた取り組みに資金を投じる必要性を訴えています。
この報告書では、グローバルファンドの支援により、2002年の設立から2022年末までに5900万の命が救われ、エイズ、結核、マラリアによる合計死亡率は55%減少しました。2022年は、抗レトロウイルス治療を受けているHIV陽性者は2450万人、結核治療を受けた人数は670万人、マラリア予防のために配布された蚊帳の数は2億2000万張と過去最高の成果を達成しました。
しかし、結核も力強く回復し、2019年の件数を上回る一方で、2030年のSDGs目標に向けた軌道には乗っておらず、大きな乖離があります。
報告書では、気候変動や紛争、経済の低迷と債務、人権侵害、国内および国家間での不平等などが感染症対策の進捗を妨げる要因として挙げられています。気候変動の影響によりマラリアが広がる地域が増えたり、異常気象によりマラリア感染が急増するなど、さまざまな問題があります。
グローバルファンドは低・中所得国の三大感染症対策を支えるために設立された官民連携基金であり、日本はグローバルファンドの設立にも関わっています。2020年以降の新型コロナ対策でも重要な役割を果たしており、今後もグローバルファンドの取り組みを見守っていきたいと思います。
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