2023年9月1日、そごう・西武はアメリカの投資ファンドへの売却を完了しました。この売却に伴い、経営陣の体制が変更され、田口広人社長の代表権が外されることが決定しました。
そごう・西武を巡る動きは、親会社のセブン&アイがアメリカの投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」との売却を1日に完了しました。この結果、経営陣の人事変更が行われることとなりました。
8月に就任した田口広人社長は、セブン&アイの意向で社長に就任し続けますが、代表権は剥奪されます。また、投資ファンド側からは複数の取締役が派遣され、そのうちの1人が代表取締役に就任する予定です。田口社長は売却プロセスの加速を目指しての社長交代で就任しましたが、今回の代表権の外しにより、会社の経営と執行の分離が明確になり、業績の立て直しに注力する姿勢を示しています。
&Buzzとしては、そごう・西武が経営陣の変更を行い、経営と執行の分離を明確にすることで業績の立て直しを図ろうとしている姿勢に注目しています。売却が完了したことで新たなオーナー側との連携も期待できるでしょう。今後のそごう・西武の動向を見守っていきたいと思います。