非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)や非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)という病名への患者の不快感から、オーストリアで行われた国際肝臓学会議で提案が行われました。具体的には、総合的な脂肪肝炎を「SLD(Steatotic liver disease)」とし、NASHは「MASH」、NAFLDは「MASLD」とnonalcoholicからmetabolicに変更するよう提唱されました。
この提案には、患者のスティグマを軽減することや、病名に含まれる侮蔑的な表現を取り除くことが背景にあります。また、日本でも病名に関する議論が進められており、日本糖尿病学会も「糖尿病」の名称変更を検討することを公表しています。
&Buzzとしては、患者の立場に立った視点での病名変更は重要であり、社会的なスティグマを軽減する一環として見守りたいと思います。病名変更により、患者がより積極的に自らの病気と向き合い、治療や管理に取り組むことができる環境を作ることが望まれます。
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