福島第1原発処理水の海洋放出が始まった24日、この日を迎えた福島の漁業関係者らは複雑な思いで当日を迎えました。原発事故から12年余りが経ち、福島の復興には廃炉が欠かせない重要なプロセスとなりましたが、風評被害の懸念は未だに払拭されていません。
午後1時すぎ、原発敷地内にある免震重要棟で、免震重要棟で運転員の合図の下、遠隔操作による放出が始まりました。初日の放出作業はライブ中継され、運転員が放出状況を確認し合い、異常なしと報告しました。放出作業は30分程で終了し、東電社員らが見守りました。
福島県沖は親潮と黒潮が交わる漁場であり、プランクトンも豊富です。福島県いわき市の漁師、志賀金三郎さんは、今後解禁される漁の準備に余念がありませんでした。彼は複雑な表情を浮かべながらも、海に出る不安を抱えていることを明かしました。他の漁師も放出に対してジレンマを抱えており、復興と風評の問題は簡単には解決できないと述べています。
中国は放出に反対し、水産物の輸入規制を強化しましたが、EUは日本産食品の輸入規制を完全撤廃することを決定しました。国際社会は風評阻止に向けた取り組みで一致しつつあり、長期にわたる海洋放出に対する解消策が求められます。
岸田文雄首相は責任を持って対応し、放出が完了するまで粘り強く取り組む意向を示しました。この問題については見守っていく必要があります。&Buzzとしては、福島の復興と風評被害の解消に向け、国内外での協力が必要であり、漁業関係者の安全と海洋生態系の保護に注力するべきであると考えます。
この &Buzzニュースは、Sankei.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
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