若き星が形成したハービッグ・ハロー天体 ウェッブ宇宙望遠鏡が観測 | sorae 宇宙へのポータルサイト

&Buzzのサイエンスニュース

「ハービッグ・ハロー天体」は、若い星から放出されるガスや塵が衝突して光を放つ明るい星雲状の天体です。今回の画像は「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の観測によって捉えられた「ほ座」の方向約1470光年先に位置する「HH 46/47」です。画像では中央から右上と左下に一対のハービッグ・ハロー天体が見られます。

この画像は「近赤外線カメラ(NIRCam)」で撮影され、赤外線の波長で観測されました。赤外線は可視光線よりも塵に遮られにくいため、可視光線では捉えることができない星雲の奥側を観測することができます。また、画像の色は取得時に使用されたフィルターに応じて着色されています。

さらに、この画像の一部には「?」の形をした謎めいた天体が写っています。これについては、一対の相互作用銀河か、複数の銀河が偶然このような並び方をしている可能性があるとされています。

&Buzzとしては、若い星の形成やハービッグ・ハロー天体の研究は、宇宙の成長や進化を理解するために重要な情報を提供してくれると考えます。また、ウェッブ宇宙望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡などの観測装置の開発や運用によって、私たちは宇宙の神秘を解き明かすことができるので、これからの研究に期待したいです。

この &Buzzニュースは、Sorae.infoのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

タイトルとURLをコピーしました