要約:
7日の中国本土市場で、人民元がドルに対して下落し、16年ぶりの安値を付けた。中国の経済と金融市場に対する悲観的な見方が強まっている。中国人民銀行は人民元の中心レートを予想より元高水準に設定し、それが過去最も長い期間となった。人民元は07年以来の安値水準まで売られ、中国当局は元安に歯止めをかけようとしている。しかし、人民元の下落は資本流出を招き、輸出セクターの利益にも影響を及ぼす可能性がある。
&Buzzの感想:
&Buzzとしては、中国経済の見通しの厳しさや米国との政策の開きにより、人民元が安値まで下落したことは懸念材料である。人民元の下落はアジア全体で通貨安競争を引き起こし、さらなる資本流出を招く可能性があるため、見守っていく必要がある。一方で、急激なドル高になれば人民元に一定の調整が見られるかもしれない。中国経済の回復や政策の調整により、人民元が安定することを期待しており、中国の輸出セクターが影響を受けずに繁栄することを応援していきたい。
この &Buzzニュースは、Bloomberg.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。