2023年10月23日(月)
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神への挑戦―人知の向かう先は
人知の進む先には、どんな未来があるのでしょうか。科学技術の光と影に迫ります
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神への挑戦―人知の向かう先は
生成AI(人工知能)は、いまや人間のように会話したり、絵を描いたりできる。では、人間のように動作するAIは作れるのか。
東京大疾患生命工学センターの原田香奈子准教授(医療機器工学)のチームは、科学実験をするAIロボットを開発している。
ロボットのアームの先についたドリルが、生卵の薄皮を残したまま、殻だけを直径8ミリの円形に削っていく。熟練した人でも難しい作業だ。
「神への挑戦-人知の向かう先は」好評連載中 第1部「AIは人間を超えるか」 ①パンデミックを起こすウイルスを生成せよ ②異常行動するAI 「脱獄」させる悪意 ③考えや行動が丸裸に 知らぬ間に動かされる人間 ④囲碁や将棋で圧倒も AIにノーベル賞は取れるか ⑤表情や神経を持つAI 感情を理解するには ⑥身体を得たAIロボットは「自律」できるか ⑦AIは人を支配しうるのか 暴走を止めるには ※まとめて読みたい方はこちら
殻はマウスの頭蓋骨(ずがいこつ)、薄皮は硬膜に見立てている。将来的には実際の動植物を扱うことを目指している。
この動きがロボットに難しいのは、サンプルに個体差があるからだ。生卵なら、大きさや湾曲具合、色がそれぞれ違う。これが大きな壁だった。
例えば、自動車組み立て工場などにあるロボットは、常に一定の動きをする。扱う部品の大きさが均一で、作業するポイントも決まっているため、同じ作業を繰り返せばいい。これはロボットの得意技だ。
ところが、個体差があるものを扱うには「視覚や聴覚、触覚などの五感で判断し、動きなどを調整する必要がある」(原田さん)。
生成AIは、人間が作ったさまざまな文章や画像などを大量に学び、人間のような表現をさせている。しかし、あらゆる動植物の個体差を事前に教えるには限界がある。
AIロボットが個体差に対応するには「自律性」が欠かせない――。原田さんは、そう考えている。
人間は、五感からたくさんの情報を得ることで、自律的に判断して動く。同じように、脳であるAIと、身体であるロボットを神経でつなぎ、身体から得られる感覚によって、自律性を獲得させる狙いだ。
このロボットは、事前に人間が操作してAIに卵の削り方を覚えさせ、その経験をもとに削るという感覚を「推測」させている。何度も学習すると、AIが大きさや湾曲具合などにかかわらずコツをつかみ、よい動きを自ら生成できる。
「うまい削り方の勘やコツを、AIが自分で気づくよう、人間がサポートしている」。原田さんはそう解説する。
自律するAIロボットができれば、人間にできない作業も可能になる。細胞レベルのミクロな世界▽危険物や汚染された試料の取り扱い▽高温・低温、宇宙空間などの極限環境――などの作業だ。
しかし、AIは常に正しい答えを出すとは限らない…
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感想としては、マーケティング担当者からの感想であり、
このAIロボットの研究は非常に興味深いものです。生成AIは既に人間のような表現ができるようになってきましたが、それとは異なり人間のような動作をするAIロボットを作り出すことは困難でした。しかし、この東京大疾患生命工学センターのチームの研究では、自律性を持つAIロボットの開発に成功しています。これにより、個体差があるものを取り扱う作業など、人間には難しい作業をAIロボットが行うことが可能になります。
&Buzzとしては、AIの発展により、人間の手の届かない場所での作業や危険な作業などが行われることは非常に興味深いです。特に、細胞レベルや極限環境での作業などは、人間にとっては困難であり、AIロボットの活躍が期待されます。AIの能力を活かしながらも、暴走を食い止める対策などもしっかりと考えていく必要があります。今後の研究結果や応用展開にも注目していきたいです。
この &Buzzニュースは、The MainichiのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
