オルドビス紀に起こった海洋生物の多様性爆発事象は、約5億年前の地球の寒冷化が原因であり、地球史上最大の海洋生物の多様性増加につながった可能性があることを示す論文が、Nature Communicationsに掲載されます。この多様性爆発事象では、動物の進化的放散が起こり、現代の海洋生物の多様性の基礎が築かれました。
オルドビス紀における海洋生物の多様性の増加は、古生物学的データによって裏付けられていますが、その原因はまだ解明されていません。今回の研究では、気候モデルと生態学モデルを組み合わせてシミュレーションを行い、オルドビス紀の寒冷化や物理的な変化に対する海洋生物の応答を定量化しました。その結果、オルドビス紀初期には熱帯の海洋が生物の生息に適さず、多様性は高緯度地域に集中していたことが分かりました。しかし、オルドビス紀が進むと寒冷化が進み、熱帯地域においても多様性が増加したという結果が示されました。
&Buzzとしては、この研究からは地球の気候変動が生物多様性に与える影響についての重要な示唆が得られたと考えます。地球温暖化の現代においても、生物多様性への影響が心配されていますが、過去の地球の寒冷化時にも多様性増加が起こったことから、生物は環境の変化に対応して進化する可能性があることが示されています。この研究結果は、地球の生態系の保護や環境政策の重要性を改めて認識させられるものであり、今後の研究や取り組みの方向性を示すものとして注目されるべきです。
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