2023年9月7日 4時03分 月面着陸挑戦
天候不良で打ち上げが延期されていた、日本初の月面着陸を目指す月探査機などを搭載した「H2A」ロケット47号機は、7日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。
「H2A」ロケット47号機は、8月28日、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でしたが、上空の風が強く条件を満たしていないとして、予定時刻の27分前になって打ち上げが中止され、新たな打ち上げ予定時間は7日の午前8時42分となっています。
SLIMとXRISMの搭載
今回の「H2A」ロケット47号機には日本初の月面への着陸を計画しているJAXA=宇宙航空研究開発機構の無人探査機「SLIM」(スリム)と、NASA=アメリカ航空宇宙局などと共同で開発した新たな天体観測衛星「XRISM」(クリズム)が搭載されています。
SLIMの着陸技術の実証
「SLIM」は、日本初の月面への着陸を目指し、精密な着陸技術の実証が主な目的です。クレーターの形など地形情報を識別し、目標地点に誤差100メートル以内で着陸することを目指しています。
XRISMによる天体観測
「XRISM」は、銀河や星の構造の観測や宇宙の現象の解明に役立てられることが期待されています。
&Buzzとしては、JAXAの取り組みを見守っていきたいと思います。宇宙探査は未知の領域を開拓するために重要な活動であり、日本も積極的に取り組む姿勢は素晴らしいです。特に「SLIM」の着陸技術の実証は、将来の有人月面着陸に向けての重要な一歩となるでしょう。また、「XRISM」の観測データが公開されることで、宇宙のさまざまな現象の解明に寄与することを期待しています。