中田翔、巨人との契約解除決定を悩み抜いた理由と思いを語る
巨人と複数年契約を結んだ内野手の中田翔(34)が、チームとの合意のもと退団することが決まった。中田は18日、巨人の球場に訪れ、荷物整理を行った後、初めて取材に応じた。中田は「いろんなことを経験できましたし、本当に感謝しかないです」と心境を述べた。
なかなか簡単な選択ではなかった。今シーズンは92試合に出場し、打率.255、15本塁打、37打点の成績を残した。開幕から5番打者を務めていたが、後半からは出場機会が減り、後半は代打での出場が増えていた。新しいチャンスを求めて移籍するか、愛着のあるチームに残るか、自分の気持ちに正直に考えた時、答えが見えたという。
中田は「本当に最後の最後まで考えた。巨人がすごく大好きだったので、ぎりぎりまで悩んで。でもまだ自分は試合に出たい、打席に立ちたいと思った。その気持ちがなかったら、今にでもやめていいくらいだよ」と述べた。
中田は2021年8月に日本ハムから無償トレードで巨人に加入してから約2年半の在籍だった。チームメートの坂本勇人との時間は中田にとって大切な経験となった。中田は「坂本勇人さんはスーパースターで、同じユニフォームを着るとは想像していなかったので、うれしかった。今まで、あそこまでの技術をたくさん見ることはあまりなかった。すごくいい勉強をさせてもらいました」と感謝の気持ちを述べた。
中田は退団発表後、後輩からも惜別のメッセージが続々と届いた。特に中田の師である秋広からの連絡が一番遅かったと中田は明かし、秋広が「もうどっか決まってるんですか?」と冗談を言ったと笑いながら話した。
来シーズンは35歳になる中田にとって、一年一年が勝負だ。巨人を離れる寂しさを抱えつつも、彼は前を向いて新たな戦いを始める準備を進めていく。
感想:
&Buzzとしては、中田翔の退団決定に対して驚きと寂しさを感じています。巨人での在籍期間は短かったですが、中田は多くの経験を積み、チームメートやファンからも愛された存在でした。中田がまだ試合に出たいという思いを打ち明けた姿は、彼のプロ意識と情熱を感じさせました。新天地での活躍を応援しながら、彼が一歩一歩成長していく姿を見守っていきたいと思います。
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