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仙台市は8日、指定管理団体が運営している同市宮城野区の児童館で7月、女子児童が着替えをする部屋で盗撮があったと発表した。盗撮に使われたスマートフォンは発覚直後に盗まれたといい、管理団体は宮城県警仙台東署に窃盗容疑で被害届を出した。
発表によると、7月28日午前10時40分頃、部屋に見慣れない箱があるのを児童が見つけ、女性職員が確認すると、中に動画を撮影中のスマホが入っていた。児童は着替える前で、ほかに被害に遭った児童もいなかったとみられる。
管理団体の説明では、スマホは回収したが、館長が事務室の机にしまった後、現場を確認している約30分の間になくなったという。引き出しは無施錠だった。
市は、当日の勤務状況からスマホを設置してスマホを盗むことが可能だった児童館職員を1日から自宅待機とした。
一方、管理団体は「証拠のスマホがなくなり、受け付けてもらえないと思った」として、1か月後の8月29日まで市に報告していなかった。市の指示を受け、管理団体は同署に被害届を出したほか、7日に保護者説明会を開いて謝罪した。
市児童クラブ事業推進課の三井悦弘課長は「このような事態を招き、おわび申し上げるとともに再発防止を徹底する」と陳謝した。
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