【浅草じゃないから】全力アピールの注意喚起とは
JR浅草橋駅には「浅草は地下鉄をご利用ください」との掲示があります。この掲示は、浅草と浅草橋を混同してしまう人々への注意喚起です。浅草と浅草橋は同じく東京都台東区に存在しますが、地理的には異なる場所に位置しています。さらに、両駅には浅草という地名を冠した駅もあり、付近を通るのが都営浅草線です。
SNSでは、浅草駅と浅草橋駅を混同する声が頻繁に見られます。特に外国人の間で問題が起きやすいようです。しかし、浅草駅と浅草橋駅は都営浅草線で2駅しか離れておらず、歩いても2km弱の距離です。ですが、目的地を間違えることは避けたいですよね。
浅草は浅草寺の門前町として栄えてきた歴史があります。一方、浅草橋はそこに架かる橋に由来しています。江戸時代には浅草橋を渡る人々が多く浅草寺を訪れました。そのため、江戸幕府は浅草御門を建てましたが、御門が外れて浅草橋となったのだそうです。
浅草区が存在した東京市では、浅草橋が南の地域境界でした。現在の台東区もその範囲を継承しており、浅草橋から北西側の住所は「浅草橋1丁目」です。南西側は中央区日本橋です。
浅草橋は、浅草の南の入口として位置付けられているのです。
&Buzzとしては、浅草と浅草橋を混同することのないよう、観光客や外国人に対して十分な情報提供を行っていくことが重要です。特にイベント開催時などには、明確な案内を行い、目的地を見失うことのないようにサポートしていきたいです。
この &Buzzニュースは、Trafficnews.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。