カスタマーハラスメント(カスハラ)が社会問題化し、労災認定の基準に加わることになる可能性があります。カスハラの増加は、3つの要因によるとされています。
1つ目はコロナ禍での在宅勤務が原因です。在宅勤務により、家族との関係がストレスとなることもあります。そのストレスが他者への攻撃となり、カスハラが発生することがあります。
2つ目の要因は高齢化です。管理職経験がある人々が退職後、在宅時間が増えることでストレスを感じることがあります。また、ハラスメントに関する教育を受けていないため、言動がハラスメントと感じられることがあります。
3つ目はウェブやSNSの普及です。消費者が情報発信できるようになり、共鳴する人々が集まり、消費者の力が増し、企業に圧力をかけることが当たり前になっています。
&Buzzとしては、カスタマーハラスメントの増加による社会問題には敏感であり、事業主として適切な対応策を講じることが重要であると考えます。カスハラの労災認定基準への加入や精神障害の労災を扱うことは、人事部門において重要な課題となります。店舗や企業の顧客接点である従業員は、カスハラ被害のリスクを軽減するための適切なトレーニングを受ける必要があります。また、企業は早期識別や適切な対応策の策定、社内のコミュニケーション環境の改善に取り組むことが求められます。我々はこの問題に対して見守りつつ、事業主や従業員を応援していきます。
この &Buzzニュースは、Nikkeibp.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。