理研仁科加速器科学研究センターと京都大学、立教大学、東北大学の共同研究グループは、不安定核の陽子分布を直接決定することができる「スクリット法」による高エネルギー電子散乱実験に初めて成功しました。これにより、不安定核の内部構造を観測することができるようになり、新しい原子核モデルの構築につながるものと期待されます。
不安定核の陽子分布は、不安定核の特異な内部構造を反映する重要な物理量であり、長い間観測が待ち望まれていました。従来の電子散乱の手法では、大量の不安定核を必要としていましたが、今回の実験では微少量の不安定核でも実現可能なことを実証しました。
これにより、不安定核研究は新たな研究手法を得ることができ、今後さらなる応用が期待されます。&Buzzとしては、この研究の成果を見守り、不安定核研究の発展に期待しています。
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