2023年9月3日(日)
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徳島市が4日に発売予定だったエコバッグのデザインが、米国の現代画家、キース・ヘリング(1958~90年)の作風と酷似しているとネット交流サービス(SNS)上で話題となり、市は1日、発売を急きょ中止すると発表した。
エコバッグは、地震発生時に身を守る行動を啓発するために製作した。「DROP!」(姿勢を低く)、「COVER!」(頭部を守る)、「HOLD ON!」(動かない)の英単語とともに、人型のシルエットがしゃがんだり、机の下で四つんばいになったりする様子がプリントされた。
シルエットには表情や頭髪などがなく、全身を赤や青、黄、緑などの色で塗られている。四つんばいの仕草なども含め、ヘリングが90年に制作した「イコンズ(ラディアント・ベイビー)」と似ていると指摘された。
市危機管理局によると、エコバッグのデザインは職員が担当。庁内の意見を踏まえ、デザインを仕上げた。市内部でヘリング作品との類似性を指摘する声はなく、デザインを担当した職員は「ヘリングの作品は知っているが、参考にはしていない」と話しているという。
8月31日、SNSのX(ツイッター)上で疑問を呈する投稿が相次ぎ、1日朝から市役所に「(ヘリングの作品に)似ているんじゃないか」「著作権を確認しているのか」といった電話が殺到した。このため、「購入者にも迷惑がかかる」として販売中止を決めたという。
エコバッグ(高さ37センチ、幅36センチ)はA4判の書類なども入る綿生地製で、1個1000円。630個製作された。8月22日の定例記者会見で内藤佐和子市長が「防災、減災を身近に意識するきっかけとして、活用してもらいたい」と購入を呼び掛けた。
吉田浩章・同局次長は「著作権を侵していないという認識に変わりないが、今後、著作権を管理する米国の財団と連絡を取り、経緯を説明したい」と話している。【植松晃一、宮崎三佳】
感想:
今回の徳島市のエコバッグのデザインがキース・ヘリング作品と酷似しているとの指摘があり、市は発売を中止すると発表しました。市内ではデザイン担当者を含めてこの指摘に気付かなかったようですが、SNS上の反応から市役所に殺到するほどの騒動となりました。著作権を侵しているかどうかは別として、このような事態は避けるべきです。今後はデザインにおいても、より注意深く確認し、類似性の疑いが生じないようにするべきです。エコバッグは地震時に備えて身を守るためのものであるため、販売が中止されたことは防災意識を高める機会を逸したことになります。市は問題の改善に努め、販売再開を検討して欲しいです。&Buzzとしては徳島市のエコバッグプロジェクトに見守りをしていきたいと考えます。
この &Buzzニュースは、The MainichiのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。