【&Buzz口コミニュース】GLP-1受容体作動薬セマグルチドが過体重・肥満の成人の主要心血管イベントのリスクを20%減少 | 糖尿病リソースガイド

&Buzzのヘルスケアニュース

ノボ ノルディスクは8月8日、SELECT心血管アウトカム試験の主要結果を発表した。この二重盲検試験では、セマグルチド2.4mgの週1回皮下投与での主要心血管イベント(MACE)予防のための標準治療の補助療法としての効果を、最長5年間にわたりプラセボと比較した。

SELECT試験は、糖尿病の既往がない過体重または肥満で心血管系疾患の既往を有する成人を対象に、MACE予防のための標準治療の補助療法としてセマグルチド2.4mg投与の有効性をプラセボ投与と比較して評価するためにデザインされた、無作為化、二重盲検、並行群間比較試験。

その結果、セマグルチド2.4mg投与群ではMACEが20%減少し、セマグルチド2.4mgのプラセボに対する優越性が検証され、主要目的が達成された。治療方針estimand(治療の遵守度によらない治療効果)にもとづく。

また、ノボ ノルディスクでは、「肥満とともに生きる人々は心血管疾患のリスクが高まりますが、現在までのところ、心臓発作、脳卒中、心血管死亡のリスクを低減しながら効果的な体重管理ができることが証明されている体重管理のための承認された治療薬はありません。そのため、セマグルチド2.4mgが心血管系イベントのリスクを低下させるというSELECT試験の結果は画期的です。セマグルチド2.4mgは肥満に対する認識と治療法を変える可能性があることが示されました」と述べています。

このニュースによれば、セマグルチド2.4mg(販売名:Wegovy)の適応拡大の承認申請は、2023年に米国および欧州で行われる予定とのことです。

以上の結果から、&Buzzとしては、セマグルチド2.4mgの効果がMACEの予防において実証されたことは非常に画期的であり、肥満に対する新しい治療法として期待されます。心血管疾患リスクを低下させながら効果的な体重管理ができる可能性があり、肥満と向き合っている人々にとって朗報と言えるでしょう。今後の展開を見守り、セマグルチド2.4mgの承認拡大が実現し、より多くの患者さんに恩恵をもたらすことを期待しています。

この &Buzzニュースは、Dm-rg.netのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

タイトルとURLをコピーしました