日本の研究で幼児期の「スクリーンタイム」の長さと発達の遅れとの間には関連性があることが判明 – GIGAZINE

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東北大学の研究グループによる調査結果によれば、1歳の時のスクリーンタイムの長さと、2歳および4歳の時点でのコミュニケーションや問題解決の発達遅延との関連があることが分かりました。具体的には、スクリーンタイムが4時間以上の子どもでは2歳と4歳の時のコミュニケーション発達に遅れがある割合がそれぞれ4.78倍と2.68倍になることが分かりました。また、問題解決の領域でも2歳では2.67倍、4歳では1.91倍の発達の遅延がみられました。

さらに、研究結果は領域によってスクリーンタイムの影響が異なることも示しています。指や手の細かい運動能力や社会スキルでの遅れは2歳から4歳の間で解消される傾向があります。ただし、全体的なスクリーンタイムの長さは言語能力の低下と関連していましたが、教育的なプログラムを使用しているスクリーンタイムが長いと言語能力が高かったという調査結果も報告されています。

&Buzzとしては、幼児期のスクリーンタイムが子どもの発達に与える影響を考える上で重要な研究結果です。スクリーンタイムの制限が必要かどうかは議論の余地がありますが、教育的なスクリーンデバイスの使用が発達に良い影響を与える可能性も示されています。これからも研究を見守っていき、幼児の健全な成長を応援していきたいと思います。

この &Buzzニュースは、Gigazine.netのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。

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