東北大学が世界トップレベルの研究力を目指すための候補に選ばれましたが、これは他の候補として挙がっていた9大学が落選したことを意味しています。その9大学は東京大学、京都大学、大阪大学、九州大学、名古屋大学、筑波大学、早稲田大学、東京理科大学、東京工業大学+東京医科歯科大学の「東京科学大」です。明治以来初めてのようで、このような選定は非常に珍しい状況です。6月時点では東大、京大、東北大の3大学に絞られていたと聞きますが、注目すべきポイントは国の大規模な助成であるにも関わらず、東大が落選したということです。私は東大卒の現役東大教官であり、東大は母校であり勤務先ですが、これは良い転機と捉えています。東大にたくさん期待する立場から、東大の状況を憂慮し、カンフル注射としての役割を果たして欲しいと考えています。東大がなぜ落選したのかを深掘りすることは、後進国体質からの脱却に繋がる希望を持つことができると考えます。
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