2023年9月3日 23時47分、岩手県知事選挙の開票が終了しました。この選挙は、現職と新人の2人による事実上の与野党対決であり、無所属の現職である達増拓也氏が公明党県本部の支持を受け、自民党が支援した新人を抑え、5回目の当選を果たしました。達増氏は立憲民主党など野党側の支援も受け、幅広い支持を集めました。
達増氏は59歳で、外務省職員や衆議院議員を経て、2007年の岩手県知事選挙で初当選し、現在は4期目を務めています。選挙戦では、子育て支援策や県立病院の充実、中小企業の支援などに取り組むと訴え、地域の魅力を全国や海外に発信する意向を示しました。
達増氏の再選は、立憲民主党や共産党などの支持層の評価だけでなく、市民と野党の共闘が重要な要素となったことを示しています。共産党の小池書記局長も、勝利の意義を強調し、市民と野党の共闘を今後の衆議院選挙につなげたいと述べています。
しかし、岩手県知事選挙の投票率は56.63%と、前回よりは上回りましたが、これまでで2番目に低い数字となりました。
&Buzzとしては、岩手県知事選挙の結果から、現職の達増拓也氏が再選を果たしたことは注目に値します。達増氏の子育て支援策や医療提供体制の整備、中小企業の支援などへの取り組みに期待を寄せつつ、岩手県の地域の魅力を全国や海外に発信する取り組みにも見守っていきたいと思います。また、市民と野党の共闘が有効な結果をもたらしたことも重要であり、今後の衆議院選挙に向けて共闘を推進していくことが、より良い政治を実現するために必要であると感じます。