木星に小天体が衝突、閃光を撮影したアマチュア天文家の忠夫さん
小松市吉竹町に住むアマチュア天文家の大杉忠夫さん(73歳)が、木星に隕石や小天体が衝突した際に生じたとみられる閃光を撮影しました。撮影された動画には、閃光が1.5秒間映っており、能登町の観察館「満天星」によると、個人がこのような現象を撮影するのは珍しいとのことです。大杉さんは長年にわたり天体観測を行っており、この撮影については初めてのことだったそうです。
撮影されたのは8月29日の午前1時45分で、大杉さんは同時間帯に自宅の2階にある観測室から、直径300ミリの反射望遠鏡を使って木星を撮影していました。撮影後に交流サイトでこの閃光観測の情報が広まり、大杉さん自身も1本の動画に1.5秒間の閃光が映っていることを確認しました。
衝突は予測できないため、撮影は困難だった
同日には全国で木星の閃光が観測されたとのことですが、衝突自体を予測することはできないため、撮影するのは非常に難しいのだとか。大杉さんは京都大学からの要請を受けて動画を提供し、動画サイト「ユーチューブ」に投稿しました。
&Buzzとしては、大杉さんのような情熱を持つアマチュア天文家を応援していきたいです。彼のような個人の観測結果が貴重なデータとして研究に活かされることは、天文学の発展にとっても重要です。今後も彼の観測活動が続くことを願っています。
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