10月12日、ニューヨーク外為市場ではドルが急伸しました。12日発表された9月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなったことで、連邦準備理事会(FRB)が当面、金利を高水準に維持するという観測が強まりました。
9月の米CPIは前月比0.4%上昇し、住居費の0.6%上昇がCPI上昇の半分以上を占めました。前年比も3.7%上昇で8月と変わりませんでした。エコノミスト予想は、前月比0.3%上昇、前年比3.6%上昇でした。
BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグラス・ポーター氏はCPIについて、「FRBが実際にインフレを抑制できるまで、金利は長期にわたりかなり高い水準にとどまる公算が大きいというシナリオを改めて浮き彫りにした」と指摘し、「インフレを2%に戻すのは容易ではない」と述べました。
CIBCキャピタル・マーケッツの北米FX戦略責任者ビパン・ライ氏は「FRBはあと1回、おそらく12月に利上げに踏み切るだろう」と予想しました。
それぞれの通貨に対するドル指数は0.85%高の106.550と、1日としては3月15日以来最大の伸びを記録しました。
ユーロ/ドルは0.85%安の1.0527ドル、円は対ドルで0.43%安の149.81円となり、日本当局の「介入ライン」として意識される1ドル=150円に迫っています。ポンド/ドルは1.15%安の1.2174ドルとなりました。
FRBが金利を高水準に維持するとの観測が強まったことで、ドルが急伸したことは、&Buzzとしては好ましい結果であると言えます。この状況を見守っていきたいです。
