「老い」に負けない~健康寿命を延ばす新常識~
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前回の記事はたくさんの方に読んでいただいたということで喜んでいる。
その中で運転禁止薬の話をしたのだが、もう少し詳しく話を聞きたいというリクエストがあったので、今回はそれにお答えしたい。
前にも述べたように、日本で運転禁止薬にリストアップされている薬の数は極めて多く、なんと2700種類以上にも上る。医療用医薬品の25%が運転禁止薬となっている。
ただ、これらの薬を飲んでいると運転を禁止されるというより、人身事故を起こした際に、「運転に支障がある」と判断されてしまうと飲酒運転やあおり運転と同じく、危険運転致死傷罪に問われることになる。
確かに飲酒運転の場合は、見つかると事故を起こしていなくても厳しい罰則が科されるが、これらの薬剤の場合はそういうことはない。また、飲酒検問のような検査もない。
要するに、事故を起こさなければいいということだ。
運転禁止薬については、インターネットで検索すれば簡単にリストを入手できる。
こういう薬を服用している方は、より注意をして運転をする必要があるということだ。
たとえば、昔から風邪薬は眠気を催すので、服用中は運転してはいけないなどと言われていた。確かに風邪が治るまで、薬を飲まなくて済むようになるまでは運転をするのは控えたほうがいいだろう。アレルギー性鼻炎や花粉症などの薬も同じように危ないとされてきたのだが、最近は眠気などの副作用がましになった薬が利用可能になり、運転禁止薬でない、運転注意薬の扱いを受けている薬も少なくないし、運転がOKとされている薬(アレグラなど)も利用可能になったので、リストをみて自分の飲んでいる薬が運転禁止薬なら車を運転する人は変えてもらったほうがいいだろう。
私も、糖尿病のために6カ月に1度眼底検査を受けているが、その検査前に使う散瞳点眼薬も運転禁止薬に入っている。医者にその効果がなくなるまでの数時間運転を禁止されるのだが、一度、うっかり自動車で病院に行った日に、点眼して3時間たっているから大丈夫だろうと思って運転して、次の仕事に行こうとしたが、かなりまぶしくて、相当ゆっくり運転した記憶がある。この手の薬であれば、自分から運転を避けるだろう。
統合失調症やてんかん、うつ病、そううつ病、重度の眠気の症状を呈する睡眠障害も症状がコントロールされているなら、免許は有効であるというのが道路交通法で明記されているが、これらの人たちに使われている薬のほとんどが運転禁止薬になっているという矛盾がある。
医師と相談して運転注意薬レベルの薬に変えてもらうか、眠気を自覚したりしていれば薬の量などを調節してもらうのが現実的な対応だろう。
精神障害レベルでない神経症、不安障害などは、本来は運転にはまったく規制はないのだが、その治療に使われる精神安定剤や抗不安薬と呼ばれる薬は、ほとんどの薬が運転禁止薬になっている。できれば最少量にしたり、運転するときは飲まないようにしたりするというのが望ましいのだが、逆に薬を飲まないと運転中にパニックを起こして、かえって危ないこともある。一度、主治医と相談しておくに越したことはない。
さて、意外に怖…
この &Buzzニュースは、The MainichiのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
