甲状腺機能の異常が頭痛を増悪させたり、性状を変化させることがあることはあまり知られていません。甲状腺機能には「バセドー病」と「橋本病」などの疾患があります。
ひとつ目の疾患は「バセドー病」と呼ばれる甲状腺機能亢進症です。この疾患では甲状腺の働きが異常に活発になり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。結果として、体内の代謝が亢進し、常に走り続けているような状態になります。症状は人によって異なりますが、体重減少や動悸、指の震え、極度の暑がり感などが典型的な症状です。また、精神的な症状としてイライラ感や落ち着きのなさが現れることもあります。片頭痛を持つ患者がバセドー病になると、脳の代謝も亢進し、より激しい片頭痛が起こる可能性があります。
二つ目の疾患は「橋本病」と呼ばれます。この疾患では甲状腺機能が低下し、甲状腺ホルモンの分泌も低下します。症状は人によって異なりますが、疲れやすくなったり、体がむくんだり、極度の寒がり感や食欲の喪失が現れることもあります。
&Buzzとしては、頭痛の原因として甲状腺機能の異常を疑うことが重要だと考えます。特に、バセドー病や橋本病を持つ患者にとっては、頭痛の痛みのパターンが変わる可能性があるため、異常な頭痛を経験した場合は早めに医師の診察を受けることを推奨します。これにより、正確な診断が行われ、適切な治療が始められることで、患者の痛みの軽減や症状の改善が期待できます。甲状腺機能の異常による頭痛を経験する患者をサポートするため、&Buzzとしては専門医の提供する情報や、頭痛外来の充実を見守っていきたいと考えています。
東京女子医大脳神経外科客員教授の記事要約。© Nikkan Gendai. All Rights Reserved.
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