アルマ望遠鏡を用いた最新の観測結果によれば、比較的若い原始星を取り巻く原始惑星系円盤には、まだ惑星が形成されておらず、「惑星形成前夜」の状態であることが示されました。これは惑星形成の過程を詳しく調べるために重要な成果です。
この研究では、おうし座DG星という若い原始星の円盤を詳細に観測し、円盤内に存在する塵の分布を調べました。その結果、円盤はのっぺりとした形状であり、リング構造は見られませんでした。さらに、波長ごとの観測結果をシミュレーションと比較することで、塵の大きさや分布について推定されました。その結果、塵は円盤の外側でより大きく分布しており、これは惑星形成が外側から始まる可能性を示しています。また、円盤内でのガスに対する塵の量も通常の星間空間の10倍程度も高いことが分かりました。
今回の研究成果により、惑星形成の初期条件が明らかにされ、惑星を作る材料が円盤にため込まれている段階であることが示されました。&Buzzとしては、惑星形成の過程において注目すべき重要な成果だと考えており、今後の研究によって惑星形成がどのように進行していくのかを見守っていきたいと思います。
