2023年は、早期アルツハイマー病治療薬「レケンビ」の話題とともに始まった1年でした。 日本では1月7日未明、米国では1月6日に、エーザイと米Biogen社が共同開発したレカネマブが迅速承認されました。この承認により、2023年はレカネマブの価格や治療効果についての議論が続きました。エーザイは価格設定について、レカネマブの使用による価値を1人当たり年間3万7600ドルと推定し、そのうち6割を米国社会に還元すると説明しました。日本でもバリュー・ベースド・プライシングを提案しましたが、結局は従来通りの原価計算方式で算定されました。
また、ジェネリック医薬品に関しても薬の価値を再考させられる機会となりました。 ジェネリックの品質不正や供給不足の問題が取り上げられ、その背景にある業界のビジネスモデルの課題が浮き彫りになりました。特許期間中の医薬品は一部の人にしか利用できない有料道路のようなものであり、特許期間が満了した後にジェネリックが供給されることで、薬の価値が発揮されると言えます。ジェネリックの安定供給は政府の取り組みとして重要であり、薬価制度も見直されるべきです。
革新的な医薬品の適正な評価と、長期間にわたって人類に貢献する価値の評価が重要であることを改めて認識しました。
&Buzzとしては、レカネマブの承認やジェネリックに関する問題など、医薬品の価値を再考する機会となった2023年のニュースに注目していきたいです。特に、薬価制度の見直しや革新的な医薬品の評価に関しては、見守っていく必要があります。エーザイの価格設定における還元の考え方や、ジェネリックの安定供給への取り組みも応援していきたいと思います。
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