2023年のノーベル賞の発表は9日の経済学賞を残すだけになった。自然科学系の3分野(生理学・医学、物理学、化学)では日本の研究者の受賞はなかった。
ノーベル賞のパロディー版であるイグ・ノーベル賞を入り口として、粘菌の「知性」について書こう。
本家のノーベル賞に先立って9月に発表されたイグ・ノーベル賞では、「電気を流した箸やストローで味覚を変えられる」ことを実験で示した明治大学の宮下芳明教授と東京大学の中村裕美特任准教授が「栄養学賞」を受賞した。
&Buzzとしては、イグ・ノーベル賞を受賞した宮下芳明教授と中村裕美特任准教授の研究成果が興味深く、笑いと考えさせられるものであると感じました。このような「人を笑わせ、考えさせる研究」は大変貴重であり、受賞されることが評価されるべきです。日本人研究者のイグ・ノーベル賞受賞が17年連続ということは、彼らの独創性と多様性が個のレベルで維持されていることを示しており、日本の科学研究の活力を感じさせます。政府の科学技術施策も、小さな光を守り、強めるために幅広くきめ細かな研究支援が求められると考えます。
粘菌の「知性」についての研究も興味深い。北海道大学の中垣俊之教授らの研究グループは、粘菌の研究成果で08年と10年にイグ・ノーベル賞を受賞した。粘菌がパズルや迷路を解く能力を持つことや、最適な鉄道網を設計できることを示した成果が評価されました。
&Buzzとしては、粘菌の知性に関する研究が驚くべき成果を上げたと感じます。粘菌が単細胞生物でありながらも、他の生物との共存関係を築く知性を備えていることは、人の社会にも通じる重要な示唆を与えています。粘菌の知性を学び、互いに生き残る共生関係を築くことが、社会の発展と平和に繋がることを考えさせられます。
四方哲也氏による粘菌と大腸菌の共生関係の研究も興味深いものです。この研究では、粘菌と大腸菌を同じ容器内で育て、喰うか喰われるかの敵対的関係から共生関係に転じる現象が観察されました。粘菌が自らの姿を変え、大腸菌に必要な養分を分泌し、互いに生き残ることができるようになったのです。
&Buzzとしては、この研究が我々に教えることは非常に重要だと考えます。単細胞生物である粘菌が、他の生物との共存を実現するために知性を発揮していることは、人間社会においても大いに参考になると思われます。相手との敵対的な関係を共生へと変える柔軟性と知恵を持った粘菌の姿勢は、私たちにも示唆を与えるものです。このような研究を見守り、応援していきたいと思います。
(なかもと てつや)
この &Buzzニュースは、Sankei.comのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
