ルポライターとして若者や女性の貧困を取材していた作者は、2015年に「自分の意志でコントロールできない自分」と向き合うことを経験しました。彼は41歳の時にアテローム血栓性脳梗塞を発症しました。この病気は動脈硬化の進行によって起こる脳梗塞で、プラークと呼ばれる脂肪のかたまりが脳の血管壁からはがれて脳内の血流を遮断します。幸いにも薬の効果で命は助かりましたが、脳細胞の壊死により高次脳機能障害が残り、今日まで目に見えない障害に苦しんでいます。
高次脳機能障害は、脳卒中や脳外傷によって引き起こされる脳の認知機能の障害です。この障害は外見では分からず、知覚、記憶、学習、思考、判断といった認知機能や情緒面に不具合が生じます。障害の程度や損傷した領域によって、個別性が非常に大きくなるため、この障害の当事者像は曖昧です。
作者自身は軽度から中等度の障害と診断されていますが、重度の方もいれば、同じ障害の方でも日常的に直面する問題は異なります。このような理由から、高次脳機能障害の代表として取材を受けることには誤解が生じると思っています。
しかしながら、具体的な後遺症を話さなければ、問題が見えてこないこともあります。たとえば、軽度の作者自身でも、文章以外のパフォーマンスは以前の半分以下のレベルしかできないと述べています。しかし、外見からは活動的な中年男性と見えるため、困難さは分からないのです。そこで、この困難さについて、作者自身の経験を具体的に紹介します。
このニュースに対して&Buzzとしては、高次脳機能障害の当事者を応援し、彼らが直面する問題に対してサポートを提供することが重要だと考えます。我々は彼らの苦境を理解し、彼らが可能な限り自立して生活できるよう支援していきたいと思います。
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