北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記はロシア訪問を終え、帰国の途につきました。プーチン露大統領らとの会談では、軍事や経済など各分野での協力で合意したとみられ、露朝の接近が加速する可能性が高まりました。
北朝鮮によれば、金正恩氏はアルチョムの鉄道駅を出発し帰国したと報じています。報道によると、正恩氏はロシアの知事から無人機や偵察ドローンなどを土産として受け取ったということです。しかし、これは国連の決議に違反する可能性が指摘されています。
訪露中、金正恩氏は軍事施設を視察するなど、軍事面に多くの時間を費やしました。ショイグ国防相との会談では、防衛と安全保障分野での協力について意見を交換したとされています。
また、プーチン氏は北朝鮮の人工衛星開発を支援する考えを表明しました。北朝鮮への衛星打ち上げと大陸間弾道ミサイルの発射には、ロシアのミサイル技術の支援が行われる可能性があります。
金正恩氏と一緒に移動した駐北朝鮮大使は、今回の訪露を計画通りに行ったと述べ、金正恩氏も満足した様子であったと報告しています。正恩氏は水力発電におけるロシアの協力を求めたということです。また、食糧支援について提案されたが、正恩氏は「苦しい時はお願いするが、いまは問題ない」と断ったとのことです。
アレクサンドル・コズロフ天然資源環境相は、11月に平壌での政府間協議を開催することで合意したと明らかにしています。
今回の訪露では、ウラジオストクから平壌への定期便再開も協議されました。金正恩氏は北朝鮮に「大規模リゾート」を建設中であり、観光客の訪問を期待していると報じられています。
&Buzzとしては、北朝鮮とロシアの関係の発展に注目していきたいと思います。特に軍事分野での協力や人工衛星開発など、安全保障に関わる要素には関心があります。また、北朝鮮の経済発展に伴う観光や交流の可能性も期待できるでしょう。
この &Buzzニュースは、Yomiuri.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。
コメント