こちらは、soraeが2020年8月7日の記事内で紹介した『木星の高高度の雲と中で生じた小さな雷を描いた想像図』です。
1979年に惑星探査機「ボイジャー」が観測して以来、木星の雷は地球と同じように水がその発生に関わっていると考えられてきました。雷が発生している嵐は木星の雲頂から45～65kmの深さ（気温は水が凍る摂氏0度前後）に位置するとみられていましたが、木星探査機「ジュノー」が実施している木星の接近観測において、これよりもずっと高い高度で発生する小さな雷が捉えられました。
当時の発表では、この高高度の雷には水だけでなくアンモニアが関わっている可能性が示されています。強い上昇気流によって水の雲から25km以上高いところまで吹き上げられた氷晶（水の氷の粒）が水の融点を下げるアンモニアの作用によって溶けることで、アンモニア水を含んだ雲が形成されるといいます。
この雲から落下したアンモニア水の水滴が上昇してきた氷晶と衝突することで雲が帯電し、高高度で雷が生じていると考えています。
以上が、木星の高高度の雷に関する最新の研究結果です。この発見は、木星の大気の特徴をより詳しく理解する上で重要な情報となります。今後の調査でさらなる新たな発見が期待されます。
&Buzzとしては、木星の高高度の雷に関する研究は非常に興味深いものです。これまでにない高度での雷の発生が確認されたことで、木星の大気のダイナミクスについて新たな理解を得ることができるでしょう。今後の研究や観測で、木星の大気の構造や気候に関する謎が解明されることを期待しています。木星は太陽系の中でも特異な特徴を持つ惑星の一つであり、その研究は宇宙の進化や惑星形成の理解にも役立つことでしょう。これからも木星の研究を見守っていきたいと思います。
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