ロシア外相はG20共同宣言を評価、ウクライナは批判
ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は、G20サミットの共同宣言を評価しましたが、ウクライナは批判しています。共同宣言では、領土拡大による武力行使を非難しましたが、直接的にロシアを非難することはありませんでした。ラヴロフ外相は、ロシアは合意を期待していなかったが、共同宣言は「正しい方向に進んだ」と述べています。一方、ウクライナは宣言の内容を批判し、昨年のサミットと比べて誇れるものが何もないと述べました。
G20が包括的になるためにアフリカ連合が常任メンバーに加わる
今年のG20では、アフリカ連合(AU)が新しい常任メンバーに加えられました。これはインドの目標の一つであり、グローバルサウス各国の存在感を高めるためのものです。また、気候変動についても進展があり、各国は再生可能エネルギー容量を3倍にする努力をすることに合意しました。また、インドはアメリカとブラジルとのバイオ燃料同盟を発足させ、ネットゼロ目標の達成を加速させることも決定しました。
モディ首相はG20サミットを成功と称し、世界の指導者としての能力を証明
インドのナレンドラ・モディ首相と閣僚たちは、G20サミットを大成功と呼び、世界の指導者としての能力を証明されたと述べました。モディ政権は豪華なショーを繰り広げ、文化的なパフォーマンスやガラディナーパーティーを開催しました。最終日には、各国首脳がマハトマ・ガンジーの記念碑に集まり献花するなど、盛大な閉会式を行いました。
モディ政権が国名を変更する可能性に波紋
一方で、G20の開幕式でモディ首相の前に置かれた英語の国名プレートに「India」ではなく「Bharat」と書かれていたことが物議を醸しています。国内では、野党などからの反発も出ており、国名変更に対する憶測も広がっています。この動きについては、見守っていく必要があります。
&Buzzとしては、G20サミットの成果に注目する
&Buzzとしては、G20サミットの成果に注目していきたいと思います。共同宣言でのウクライナ問題への言及や、アフリカ連合の常任メンバー加入など、世界の政治や経済に大きな影響を与える出来事がありました。また、インドのモディ首相のリーダーシップも評価されています。今後のG20の動向にも注目したいです。