バイデン米大統領、初のベトナム訪問で緊密な関係を強調
バイデン米大統領は初めてベトナムを訪れ、両国関係の緊密化を称賛しました。バイデン氏はベトナム共産党の最高指導者チョン書記長との会談で、「ベトナムと米国はこの極めて重要な時期に、極めて重要なパートナーでいる」と語りました。その上で、「われわれには極めて大きなチャンスがあると考えている」と続け、儀礼ではなく心底の思いからの発言であることを強調しました。ベトナムもこの会談で米国との関係を「包括的戦略的パートナーシップ」と正式に格上げし、米国は中国やインドと同じ最上位のパートナーシップと位置づけました。
ベトナムのロシア依存が関係を複雑に
ただし、両国のパートナーシップを複雑にしているのは戦争の傷跡だけではありません。ロシアのウクライナ侵攻を受けて米国がロシアの孤立化を図っている中、ベトナムはロシアからの軍備供給に大きく依存してきました。この状況が関係にどれほどの影響を与えるか、今後の動向が注目されます。
ベトナム航空がボーイングと契約へ
また、バイデン氏の訪問中にはベトナム航空がボーイングと初期契約を結ぶ見通しとなりました。ベトナム航空は約50機のボーイング737 MAXを約100億ドル(約1兆4800億円)で購入する見込みです。これにより、ベトナム航空は現在の欧州エアバスの単通路機からの運航を一部刷新することになります。
&Buzzとしては、バイデン氏のベトナム訪問による緊密な関係強化に注目しています。特にベトナム航空がボーイングとの契約を進めることで、アジア地域における米国のプレゼンスが一層強化される可能性があります。両国の関係がより緊密になることで、アジア地域全体の経済的な発展に寄与することも期待されます。我々はこの関係の発展を見守り、応援していきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Bloomberg.co.jpのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。