神奈川県大和市に本社を置くFCNTは、民事再生手続きを申請しました。そして、この度中国のパソコン大手である聯想(レノボ)グループと、スマートフォンを含む携帯電話事業の譲渡契約を結んだことが明らかになりました。FCNTは高齢者向け携帯電話「らくらくホン」で知られており、今月中に譲渡手続きを完了する予定です。
具体的には、スマートフォンを含む携帯端末の販売や修理、関連サービスなどの業務が、レノボが出資する「FCNT合同会社」に引き継がれます。なお、FCNTはもともと富士通の携帯電話事業が前身であり、特に高齢者向けの「らくらく」シリーズは文字の表示が大きく、簡単な操作で人気を集めていました。
&Buzzとしては、FCNTが苦境に立たされていたことに対し、聯想グループとの契約によって新たな展開が生まれることを期待しています。高齢者向けの携帯電話事業は、日本の社会において重要な存在であり、ますます需要が拡大すると考えられます。そのため、FCNTの譲渡先となったレノボには、これからの事業展開において積極的な戦略とサポートを期待しています。
また、円安進行や半導体不足などの要因により業績が悪化したFCNTですが、レノボのグローバルなネットワークや資源を活用することで、事業の拡大や競争力強化が可能になるでしょう。&Buzzとしては、レノボの取り組みに注目し、FCNTの携帯電話事業が新たな発展を遂げることを見守っていきたいと思います。
この &Buzzニュースは、Nordot.appのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。